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2016年10月22日

だから靴選びは難しい 〜足のサイズを測ったら終わりではない話〜

こんにちは!kです!

神戸屋さんの著書「その靴、痛くないですか?」好評のようですね!多くの方に足の計測をお薦めしているそくぷろメンバーとしては、大変うれしいです。

ただ、足囲を測ったものの靴選びに困っているという方はそれなりにいらっしゃると思います。実際に私がそうでした。

足を計測した後の靴選びについて、解決法とはいえませんが、自分がいろいろと靴を探してきた経験に基づいて考えたことなどをまとめてみました。


私自身が足を計測した後、「自分がヒールの靴を履けなかったのはサイズが合ってなかったから」と頭の中は靴探し一直線、国内の靴屋めぐりからはじめ、フルオーダー、イージーオーダー、海外通販はじめ一通りの靴探しを試してみました。

しかしこれがなかなか難しく、ことごとく痛い!

その結果良く分かったのは シンプルなオープンパンプスは一番フィッティングが難しいいわばラスボス!ということです。

冷静に考えてみればよく分かるのです。
靴と足の接している面積が狭く、かつ、ヒールも高く前すべりもしやすいのですから。

あわせにくいことこの上ないわけです。

そしてぶかぶかな靴を長い期間はいてきた私はといえば、フィッティング最難易度の靴を選ぶためには大きなディスアドバンテージを抱えていました。

  • フィットした靴の感覚を知らない
  • フィットした靴で歩く感覚を知らない
  • ぶかぶかの靴で歩くための技術を習得していて、ぶかぶかに慣れ親しんでいる

こういう フィットした靴を履いた経験が極度に少ない人がいきなり最高難易度に挑むのは無理があると考えるようになりました。経験がないのだからうまくできないのはあたり前なのではないかと思ったのです。

さらに、紐靴ではありますが、今までより少しでもフィットする靴を履き、紐を締めるようになったら足のほうにも変化が生まれてきました。

  • 歩き方が変わって足のむくみが取れて足がより細くなった。
  • 前すべりが減少したことにより、あしゆびが縮こまらず、あしゆびが伸びた。

これらの結果、さらに足のサイズは変わることになりました。この変化している途上の状態で最高難易度のオープンパンプスを探していたら、靴ジプシーになるのも当然のように思えます。

自分の経験や、周囲の人の経験を聞いた話の中では、ぶかぶかの靴からそこそこ合っている靴に変えてしばらくすると、フィティングの感覚や歩き方などが変わってくるようです。

多くの人がおっしゃるのは「ぶかぶかの靴をどうやって履いていたか分からなくなってきた!」ということです。
しばらくするともうぶかぶかの靴を履きたくなくなるくらいに、ぶかぶかの靴を履くために相当無理をして工夫をしていたことに気がつくのです。

靴にしがみついたり、ゆびをまげて靴の天井にぶつけて前すべりを防いだり、それ以外にも人それぞれにぶかぶかの靴はいろんな工夫を強要していた可能性があります。
まずはその工夫をやめてもいいよ〜と靴が脱げることを心配せず(できれば痛みが少なく)しっかり歩ける靴を履くことが大事なのではないかと思います。そのうち、足のほうも安心してきてゆびがのびのびと伸びやかになってきたり、安定して筋肉を使えるようになってきます。そうすると足も引き締まって丈夫になってきます。

これにはそれなりに時間が掛かります。人によって経過は様々だと思います。

先日、同じころに足を計測して非常に靴に苦労していたお友達から「ずっとのびなかったあしのゆびが伸びてきた〜」というお話を聞いて本当にうれしかったですし、年単位の長いスパンで考えてみるのも大事だなって思います。

いずれにせよ、靴の選び方を変えると何らかの変化がある可能性を想定しておくとよいと思います。
変化は人それぞれですから、こうすればいいという答えがある訳ではないのですが、一足は歩き易い紐靴を探してみる事と一度に靴を沢山買いすぎないということです。

靴が合わないのは変化の途上だからかもしれませんので、まずは様子を見ながら次をどうするか考えて行くのがいいと思います。

また、本来は平らな靴でしっかり歩く事を子供のうちに学んでから、ヒールの靴にステップアップするはずです。安定的に歩ける感覚を経験し、フィットした靴の感覚も経験してから、ハイヒール選びをした方が間違いはないでしょう。

もう一点、頭に入れておくべき事は、足だけで身体を支えているわけではないということです。足に極端に負担が掛かるような状況であれば、靴のサイズがどうこうではなく痛みの原因になり得ます。靴(足)ではなく、全体に目を向ける必要があるケースもあるかもしれません。

バレリーナを思い浮かべていただければイメージし易いと思うのですが、バレリーナがポワント(つま先立ち)で立っているときに、つま先に全体重が乗った状態で飛び跳ねているとしたらいたとしたらすぐに足は壊れてしまうでしょう。バレリーナは訓練のもと強い体幹で身体を引き上げているからポワントで軽々と飛び跳ねることができるのです。

体幹の引き上げは バレリーナ(ポワント)>ハイヒール>フラットシューズ の順に必要になります。ハイヒールを履いて、体幹の引き上げがうまくできていなければ、踵にも支えがあるとはいえ、かなりの負担がつま先にかかることになるでしょう。
ハイヒールを負担少なく履けるようになる為には、身体も整えておく事が必要なんです。

私の場合には、あまりにシビアな靴探しに辟易して、靴ではなくて自分の身体のほうを変えるためにアライメント補正トレーニングを開始しました。それは現在も継続中です。ハイヒールが履けるところまでもっていけるか鋭意努力中です。

mihoさんは、今ではぶかぶかな靴でも履けるようになっているといいます。体幹で身体を支えられることは靴選びの幅を広げる可能性があるようです。(ただし、パンプスはやはりある程度ピッタリでないと良くないそうです)

問題は、履きやすい靴を探そうとしても細幅靴展開が十分とはいえない点ですよね。

ほとんどの細幅靴ブランドも「シンプルなオープンパンプス」を売りにしています。

みなさんが、オシャレな靴を履きたいからあたり前ですよね。デザインバリエーションを作るとただでさえサイズが細分化され高コスト化しかねない靴売り場は到底回りませんから、まずは基本の「シンプルなオープンパンプス」というわけです。
ラスボスが一番簡単な靴のように売っているのは驚きですが、これが現実です。ラスボスと思わないからこそみなさん買うワケですが、結果的に買ったもののなかなかあわない事にお悩みの方も多いようです。

個人的にはもっと細幅の歩きやすい靴が買いやすくなる事が希望です。

私自身は市販の靴の中の細身のものを選んだりして、スニーカーは選べていますが、なかなか細身のスニーカー探しも難しい方もいらっしゃいます。細身スニーカーあまり種類がないんですよね。

ポディアは比較的安価にいろいろがんばってくれていますが、デザイン的に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

履きやすい靴とファッションの兼ね合いの問題もありますよね。

これは本当になかなか難しい問題だなあと思うのです。

いろんな問題はありますが、そんな中でもどう折り合いを付けて落としどころにして行くかということでしかありません。答えは人それぞれその数だけあるのだと思います。

私に取っては、足囲を測った事がきっかけでいろんな気づきがあったことはとてもいいことでした。

時間はかかりましたが、自分なりのフィット感・デザインについての落としどころが見えてきました。ぶかぶかの靴を履いてた頃よりも靴選びの成功率は向上し、お高めの靴であっても靴底の減りが少なくなったので安心して買う事が出来るようになりました。

ハイヒールについては、履く必要があればそのときだけ短時間履けば良いんだと割り切ることもできるようになりました。

いろいろ制限はありますが、落としどころを見つけつつ、工夫しながら、自分の足とつきあってくしかないなあと思っています。



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【足囲測ろう!プロジェクト(そくぷろ)】
posted by k(けー) at 17:33| Comment(0) | 足と靴の個人的な話:k(けー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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